LoveS2000’s diary

思いつき、方針などを綴ります。万が一、参考になれば幸いです。

逃げ恥は興味深い

 

 研究セミナー用の資料を準備していながら、2年前(厳密には3年前)を懐かしんで「逃げるは恥だが役に立つ」を見ておりました。はじめは全くの他人だった2人が仲を深めていく様を眺めていると、内田先生著の「困難な結婚」で述べられていた「他者とは絶対的に遠い存在で、手を伸ばしても届くことはない」環境の中、お互い必死に努力して手を伸ばしあう姿が素敵で素晴らしいなぁとしみじみ思います。

 ところが、今の世の中周りを見渡せば、カップルで喫茶店にいるのに携帯ばかり見る2人や、カップルとは「数ヶ月で別れるもの」というイメージが目立つように思われます。そういった希薄そうに見える関係や刹那的な関係には私が想像もしない深いものがあるのかもわかりませんが、恋愛関係とはそんな関係のことを指しているかと問われたら私は懐疑的です。時代が価値観を変えたんだと言われたら「そうですか」としか言えません。

 私は一時期メンタリストDaigoさんの動画(という名の講義)を夢中になって見ておりましたが、彼は「良い恋愛関係や良い夫婦関係は惰性で続くものではない。互いが互いに自分を好きになってほしいと努力するからこそ、成り立つものなのだ」と言っておられます。私は彼の意見に同意します。「彼女(彼氏)が自分を好きになってほしいというアピールを贈り物してくれるから、好きになる」というのが友好関係の基礎的な構造です。習慣化している些細な他者への配慮や気遣いが、数多の異性の中で特定の誰かにヒットする。ヒットした異性が「贈り物をくれた恩返し」としてアピールを返す。それから互いに恩を返し合う、好循環の生まれる関係がいわゆる「恋愛関係」なんじゃないでしょうか。言い忘れましたけど、他者への気遣いや配慮も本質は「自分を好きになってほしいアピール」ですよね。

 これは友達関係にも当てはめることができます。最近では「恋愛関係」より「友達関係」の方が自然な形で先述の好循環が生まれていると思います。(私は恋愛をしてこなかったので実際は分かりませんが)

 「恋愛をしていないお前に何がわかるのか」、分かりませんよ何も。ただ、傍目八目という言葉もありますから、全く見当はずれということもないでしょう。

 就活についてつらつら書くつもりでしたが、なんだかガラッと変わってしまいました。まぁ、前回から色々ありましたので。

K.S君へ もしこれを読んだなら君の意見を聞かせてね。公開書簡への情熱はまだ冷めきってないので。